澤村に続きチェン獲得 ロッテ大補強のウラに親会社の戦略

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 コロナ禍というのに景気がいい。

 パの首位争いを繰り広げるロッテが21日、前マリナーズのチェン(35)を獲得。かつて中日でプレー、日米通算95勝をマークする左腕は、国のコロナ対策による2週間の隔離期間を終えた10月5日以降、チームに合流する予定だ。

 チェンは今季、マリナーズとマイナー契約を交わしていたが、6月に自由契約。2019年まで所属していたマーリンズとの5年契約(今季年俸は約24億円)が今季まで残っており、ロッテは3000万円といわれる格安年俸で獲得することができた。

 昨季は0勝に終わり、35歳という年齢を考慮しても、エース級の活躍を求めるのは難しいだろうが、ポストシーズンを含め、2~3勝してくれたら御の字ではないか。

 それにしても、ロッテは昨オフから補強に積極的だ。FAでは美馬、福田をダブル獲得。今月初めに巨人から澤村をトレードで取り、球界をアッと言わせたかと思ったら極め付きがこのチェンだ。

 05年以降、一度も優勝していないロッテは、10年にリーグ3位から日本一になったものの、決して補強に熱心な球団ではなかった。一体、何があったのか。

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