5回無失点も白星逃したマエケン「史上2位記録」報酬いくら
メジャーのプレーオフが、日本時間30日に開幕。ツインズ・前田健太(32)は、アストロズとのワイルドカードシリーズ(WCS)第1戦に登板し、5回を2安打無失点、5奪三振、3四球。相手先発で、2009年のサイ・ヤング賞右腕グリンキーとの投げ合いを制し、勝利投手の権利を持って降板したが、リリーフ陣が打ち込まれて白星を逃した。
今季の前田は11試合計66回3分の2に登板し、6勝1敗、防御率2・70。抜群の安定感で投手陣を牽引し、チームのア・リーグ中地区連覇に貢献。さらに、歴史に名を残す偉業も成し遂げた。1イニング当たりに出した走者数を示すWHIP0・76(1・0以下で超一流)はメジャートップで、2000年にレッドソックスのペドロ・マルティネスがマークした0・74に次いで史上2番目の好記録を残した。
背筋痛などで負傷者リスト(IL)入りしたオドリッジに代わるエース格としてチームを牽引しながら、報酬は決して恵まれていない。60試合制の今季は通常年俸の37%しか支払われず、前田の本来300万ドル(約3億1700万円)の年俸は111万ドル(約1億1600万円)。