162km阪神藤浪にサイドスロー転向案が再浮上していた仰天

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 全国中継のテレビニュースも大騒ぎだ。阪神藤浪晋太郎(26)が19日のヤクルト戦で、自己最速の162キロをマークしたからである。

 これはエンゼルスの大谷翔平日本ハム時代に投げた165キロに次ぐ速さ。しかも、リリーフ登板では7試合連続無失点と好投しており、近年は制球難に苦しんだ右腕が復活の兆しを見せている。

 とはいえ、藤浪の活躍はあくまで「ひょうたんから駒」。7月23日に先発として今季初登板して以降、計8試合で1勝5敗、防御率5・87と振るわず二軍落ち。しかし、9月25日に糸原、岩貞ら選手、スタッフがコロナに大量感染、内規違反の外食が判明して大量10選手が登録抹消となったことで、藤浪は緊急昇格。

 本職の先発ではなく、投げる投手がいない中でリリーフとして起用したら、たまたまハマっただけのことだ。ある球界OBが言う。

「藤浪は先発で結果を残せず二軍降格した際、かねて慕う藤川から技術面のアドバイスを受けたことでフォームが改善したそうです。今の首脳陣やフロントに藤浪を再生する能力があるなら、初めからリリーフ起用を試しているし、昨年も0勝で終わっていない。何しろ球団内では、来季に向けて藤浪のサイドスロー転向案まで再浮上していたそうですからね」

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