再燃する矢野降ろし…岡田氏再登板を後押しする阪神の忖度

公開日: 更新日:

「いろんなアクシデントがあるが、その時その時の『セカンドベスト』を貫いている」

 先日、阪神矢野監督の来季続投を示唆した藤原崇起オーナー(68)は、その手腕についてこう言った。セカンドベストとは「次善」。「最善が得られなければ次善」と言ったのは、幕末から明治にかけて活躍した政治家の大久保利通だが、矢野監督は最初から最善とは思えない策を連発、むしろチームをボロボロにしていると言わざるを得ない。

 継投失敗などの采配ベタはもちろん、チーム72失策は12球団ワーストで、ザル守備が改善する兆しは見えない。チームは首位巨人に12ゲームの大差をつけられ、Aクラス入りも危うくなってきたのが現状だ。

 グラウンド外では、3月の藤浪らのコロナ合コンを皮切りにゴタゴタ続きで、揚げ句は矢野監督自身も会食騒動を引き起こした。球団トップの揚塩球団社長は一連のゴタゴタの責任を取って今季限りで身を引くが、現場トップの矢野監督の責任も大。内規違反の会食をするなど選手のタガは緩みっぱなしの上に、球団から“許可”を得たとはいえ、大人数で会食するなど脇の甘さを露呈。その求心力も低下しているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情