東海大野球部「大麻使用」で激震 巨人原監督に再建託すSOS

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 名門野球部に激震が走った。

 東海大の山田清志学長らが17日に緊急記者会見を開き、硬式野球部の複数部員が、野球部の寮内で違法薬物である大麻を使用したとして、同部の無期限活動停止を発表したのだ。すでに優勝を逃している首都大学野球の秋季リーグ戦最終戦の出場を辞退し、この不戦敗を含み1勝4敗で最下位となった。

 東海大は昨秋まで同リーグトップの73度の優勝を誇る。全日本大学選手権4度、明治神宮大会3度優勝の強豪で、巨人・原辰徳監督(62)や菅野智之(31)ら多くのプロ野球選手を輩出している。「母校でこのようなことが起き、大変ショック」とコメントした原監督、実はただのOBではない。巨人の監督を務める今も「客員教授」の肩書を持ち、今年1月には教員に向けた講義を行うなど関係は深いのだ。

 野球部員は計128人の大所帯。そのうち110人がグラウンドの敷地内に併設された寮2棟に分かれて生活している。そのうちの4人部屋で「1ケタ」の部員が大麻を吸ったという。

 巨人などで投手コーチを務め、母校の中大で2008年から4年間、監督を務めた高橋善正氏(評論家)がこう指摘する。

「当該部員が罰を受け、監督が責任を取るのは仕方ないとして、まず思うのは、関係のない選手も無期限活動停止というのは気の毒だということ。大部分の頑張っている部員に罪はありません。東海大は寮が2棟あり、部員が100人を超えているということで、目が届きにくいのは確か。中大は1棟のみで私が監督の頃は寮で寝泊まりをしていました。寝食を共にすることは選手を知るためでもあり、言葉は悪いですが、見張るためでもありました。イジメなどは密室の寮で発生することが圧倒的に多い。それでも目が行き届かない時のため、コーチや上級生にも目を光らせてもらった。親御さんから預かった選手に何かあってはいけない。大学スポーツは勝ち負けより人間形成。それは常に考えていたことです」

■質の高い高校生に敬遠される懸念

 こういう問題が発覚すると、大学のイメージは著しく悪化し、進学を控えた高校生に敬遠されるという悪循環に陥る。前出の高橋氏が続ける。

「来年のスポーツ推薦で入学する高校生はすでに決まっているでしょう。それでも無期限活動停止なのだから辞退者が出る可能性はある。顕著に影響が出るのは今の高校2年生が進路を決める来年。大学スポーツの場合、いかにいい高校生を確保するかという比重が大きい。外部の高校生に敬遠されるのはもちろん、東海大は毎年、相模など全国の付属高校から質の高い選手が供給される。そんな付属の子でさえ他大学に流出するかもしれない。事件後に選手が集まらなくなり、低迷するというのは、大学スポーツではよくある話です」

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