非情の巨人…高卒2年目・直江と山下に「育成」の生き地獄

公開日: 更新日:

多すぎる育成選手

 巨人が支配下選手から育成として再契約を打診するのは、ともにドラフト1位入団の鍬原、堀田、さらに一軍で実績のある高木を含め、これで5人目となった。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「ケガをしたら、即育成に降格ですね。球団からは年俸の現状維持や故障が完治した後の再契約を口で約束されるでしょうが、もし完全復活できなかったらどうなるのか。選手は不安ですよ。なにせ育成の人数が多過ぎる。ドラ1で入ろうが、若手有望株だろうが、育成のまま契約を切られることだって十分にあり得ます」と指摘する。

 巨人は先の育成ドラフトで史上最多となる12人を指名した。もともと在籍している選手を含めると、来季は20人を超える育成選手がジャイアンツ球場にあふれ返ることになる。支配下選手の上限は70人。高橋氏が言うように、再び返り咲ける保証はどこにもない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層