巨人は育成12人指名 “数打ちゃ当たる”にアマ球界戦々恐々

公開日: 更新日:

「育成」が物議を醸している。

 26日のドラフト会議で、巨人が12人、ソフトバンクが8人、オリックスが6人、西武が5人の育成選手を指名した。数人にとどめたある球団のスカウトがこう言った。

「支配下選手は70人の上限があるけど、育成には人数制限がない。年俸が安いといっても、寮で生活をさせたり、もろもろの経費は1人分かかるわけで、多ければ多いほど、それなりにカネがかかる。はっきり言って巨人はソフトバンクを模倣しているわけでしょう。オリックスも追随姿勢。結局、カネがあるチームは“鉄砲”を撃てる。巨人やソフトバンクのような金満球団しかできないんですよ。以前はドラフト前に育成でも入団してくれるか確認していたが、最近はダメもとで強行指名するケースが増えています」

 オリックスは仙台大の2選手を育成で指名したが、「育成なら入団拒否」の意向を全球団に伝えていたため、2人とも「支配下で指名されたかった」と戸惑いを隠せない。

■3年で路頭に迷うのが大半

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘