巨人は育成12人指名 “数打ちゃ当たる”にアマ球界戦々恐々

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「育成」が物議を醸している。

 26日のドラフト会議で、巨人が12人、ソフトバンクが8人、オリックスが6人、西武が5人の育成選手を指名した。数人にとどめたある球団のスカウトがこう言った。

「支配下選手は70人の上限があるけど、育成には人数制限がない。年俸が安いといっても、寮で生活をさせたり、もろもろの経費は1人分かかるわけで、多ければ多いほど、それなりにカネがかかる。はっきり言って巨人はソフトバンクを模倣しているわけでしょう。オリックスも追随姿勢。結局、カネがあるチームは“鉄砲”を撃てる。巨人やソフトバンクのような金満球団しかできないんですよ。以前はドラフト前に育成でも入団してくれるか確認していたが、最近はダメもとで強行指名するケースが増えています」

 オリックスは仙台大の2選手を育成で指名したが、「育成なら入団拒否」の意向を全球団に伝えていたため、2人とも「支配下で指名されたかった」と戸惑いを隠せない。

■3年で路頭に迷うのが大半

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