著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

阪神・大山の実質本塁打数を「机上の計算」してみると…

公開日: 更新日:

 だとすると、00年に主に4番を打ち、28本塁打を記録した新庄剛志のほうが大山と重なる。暗黒時代の阪神では屈指の人気者だった新庄はそもそも意外性のある長打力が売りの荒々しい打者だったから、30本の壁を越えることは彼のアイデンティティーの強化につながるはずだった。しかも、この翌年からMLBに移籍したため、再び30本に肉薄することもなかったのだから、余計に惜しい気持ちが残るわけだ。

 しかし、この00年は年間135試合制で、今岡のときは140試合以上もあったのだから、コロナ禍によって120試合制に軽減された今季とは条件が異なる。もしも今季が昨年と同じ143試合だったら、大山の本塁打はゆうに30本を超えていただろう……という、机上の計算をしてしまうからいまいましいのだ。

 そういう意味では、1990年の八木裕に近いものを感じる。当時の八木は晩年のような代打屋ではなく、掛布の後を継ぐ和製大砲と目されており、この年は自身初の規定打席到達を果たして28本塁打を記録。しかも、当時は130試合制で八木自身は124試合の出場だったため、今季116試合の出場で28本の大山に似たもったいなさがあった。フル出場していれば30本に乗ったんじゃないか……という、これも机上の計算である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網