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山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

新庄剛志に思う コロナ禍の闇に光る“距離感のある明るさ”

公開日: 更新日:

 阪神で新型コロナの“クラスター”(選手・関係者7人)が発生した。感染経路は遠征先での会食、それも規定の人数制限を超える掟破りの会食だったという。

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 当然、世間では阪神の管理能力の甘さ、選手の自覚の欠如が厳しく糾弾されている。最近のプロ野球は徐々に規制緩和がされてきたが、これによって再び警戒心や慎重論が高まることだろう。

 それにしても、今年は暗いニュースが続く。私は執筆業と並行して大学で教壇に立つことも多いのだが、今春以降は大半の授業がオンライン化され、普段の外出や会食も自粛を求められ、家では2人の子供が通う学校の自粛規定に心を配り、もちろん他の皆さまもそうであるように、このコロナ禍による重苦しい閉塞感の中で日々を過ごしている。そんな中、趣味であるプロ野球の世界でもこういうことが起こり、芸能界では有名人の急死が相次ぎ、国内外の情勢も混乱を極めている。

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