競泳・今井月 2大会連続五輪目指すも諦めの早さが玉にキズ

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今井月(競泳平泳ぎ・20歳)

 2000年生まれのミレニアム世代。前回16年のリオ五輪は15歳にして出場。準決勝に進出した。

 20年12月の日本選手権では、平泳ぎ100メートル6位タイ、200メートル個人メドレーは4位も、その直前に行われた国際リーグに東京フロッグキングスのメンバーとして出場、100メートル個人メドレーで1位だった。

 今井の原点は、出身地である岐阜の本巣スイミングスクールにある。兄の影響で3歳から水泳を始め、4歳ごろから中学卒業までこの本巣SSで水泳に邁進した。恩師である本巣SSの芝辻泰宏代表が言う。

「本格的に競技に取り組み始めたのは小学4年からですが、入部当初から能力はズバぬけていた。のみ込みが早く、非常に研究熱心でした。小学生の時から男女を問わず五輪や世界選手権などの映像を食い入るように見ていました。北島康介さんら日本の有名選手はもちろん、外国人スイマーの名前もスラスラと話していたくらいです」

 今井は8歳の誕生日の日に母のリサさんを亡くし、その後は父・博美さんが男手ひとつで育てた。博美さんは、母がやっていた練習や試合の送迎だけでなく、調理師免許を取得するなど、食事面でもサポートし続けた。

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