サッカー五輪代表の前途多難…次第の久保が“アキレス腱”に

公開日: 更新日:

 A代表よりも先に五輪代表監督に就任した森保監督だが、時間的な制約などもあって、J1広島時代からのコンビでA代表の横内昭展コーチ(53)が五輪本番で采配を振るともっぱらである。

「確かに森保監督のJ優勝3回の偉業を腹心として強力に支えた横内コーチですが、あくまで参謀タイプなので世間の耳目を集める東京五輪で指揮を執るには、いささか荷が重いと思われます」(前出の六川氏)

 五輪U-24代表の攻撃系選手の主軸であるMF久保建英(19)は今季からプレーするビジャレアルでサブに甘んじ、今月4日に冬季の移籍市場が開くと、8日にはリーグ下位に低迷中のヘタフェに移籍した。

「主戦場は右サイドですが、トップ下、2列目のシャドー、左サイドMFのどのポジションでプレーしても、久保が攻撃のメインの差配役であることに変わりなく、それだけに彼の調子の良し悪しによって、U-24代表が五輪本大会でどこまで勝ち進めるのか、大きな影響を及ぼしてしまう。一日も早く新天地のヘタフェでレギュラーをきっちりと獲得し、試合勘を含めたパフォーマンスをハイレベルに維持してもらいたい」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)

 A代表も五輪も、森保ジャパンの前途は多難なのである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは