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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

男子マラソンの新星・鈴木健吾と大迫傑の対決は実現するか

公開日: 更新日:

■カネの話と固い頭

 日本のマラソンは、新聞社と陸連、カネの話ができず、固い頭を下げられない人たちが運営し、その揚げ句がびわ湖の店じまいである。マラソン新時代のトップ選手を一堂に会させるには、カネの話をして頭を下げなければいけない。コロナ明けには、海外のディレクターが競って日本選手に声をかける。選手は出てきても、今のままでは、宗兄弟と瀬古、瀬古と中山の火花で沸いた興奮が、国内で蘇るとは思えない。

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