瀬戸大也の五輪メダルに黄信号 得意種目で台湾若手が台頭

公開日: 更新日:

 東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)を前に、競泳の有力選手が最後の実戦調整に臨んだ。5日まで2日間にわたって行われた東京都シニア春季公認記録会(辰巳国際水泳場)に瀬戸大也萩野公介(ともに26)らが出場。瀬戸は4日に調整の一環として専門外の100メートルバタフライで53秒12、200メートル背泳ぎで2分4秒66をマークした。

 瀬戸はすでに個人メドレー2種目(200メートル、400メートル)で代表入りが内定。日本選手権では1分52秒53の日本記録を保持する200メートルバタフライでの出場権獲得を目指す。不倫騒動による資格停止処分から復帰した2月のジャパンオープンでは、日本水連が定めた五輪派遣標準記録の1分56秒25に迫る1分56秒32をマークしており、順当なら3種目での出場が有力だ。個人メドレーと合わせて3冠達成を期待されるものの、スキャンダルでレースを離れている間、海外の若手が台頭してきた。

 昨年10~11月にハンガリーで行われた賞金レースで、台湾の王冠閎(19)が200メートルバタフライで1分49秒89をマークして、瀬戸(当時18)が2012年10月のW杯ドーハ大会で樹立した短水路(25メートル)のジュニア世界記録(1分51秒30)を更新した。王が出場した賞金レースは国際水連(FINA)公認大会ではないものの、台湾メディアによれば、このほどFINAから正式に世界新として認定されたという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁