V3王者巨人に“蟻の2穴” FA井納は頭部裂傷、坂本は腰痛再発

公開日: 更新日:

 セ・リーグ3連覇を狙う巨人に暗雲が垂れ込めている。

 今季DeNAからFAで加入した井納翔一(34)が15日の練習中に頭部を裂傷し、数針を縫うケガを負った。予定していた17日の中日戦の先発を回避。原監督は「多少響く。(開幕枠は)はっきり断言できない」と内定していた開幕ローテーション入りは一転、不透明な状態だ。

 これまでに菅野、戸郷、サンチェス、井納、今村の5人が内定していたが、井納の代役としてドラフト1位ルーキー平内が17日のオープン戦で先発する。2番手で畠が登板予定。先日二軍落ちした高橋や野上も巻き込んだ開幕ローテ5、6番手争いが、ここにきて勃発した格好だ。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「バタバタしてきましたね。原監督は井納に150イニング以上を投げてもらうことを期待していた。ダッシュができるなら恐らく軽傷でしょう。でも、少なからず調整に影響が出る可能性はある。もし馬力のある井納が離脱するようなことになれば、エース菅野の負担が増すかもしれない。これは緊急事態ですが、それより気になるのは坂本の方です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 4

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  5. 5

    狭まる維新包囲網…関西で「国保逃れ」追及の動き加速、年明けには永田町にも飛び火確実

  1. 6

    和久田麻由子アナNHK退職で桑子真帆アナ一強体制確立! 「フリー化」封印し局内で出世街道爆走へ

  2. 7

    松田聖子は「45周年」でも露出激減のナゾと現在地 26日にオールナイトニッポンGOLD出演で注目

  3. 8

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  4. 9

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 10

    実業家でタレントの宮崎麗果に脱税報道 妻と“成り金アピール”元EXILEの黒木啓司の現在と今後