V3王者巨人に“蟻の2穴” FA井納は頭部裂傷、坂本は腰痛再発

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 セ・リーグ3連覇を狙う巨人に暗雲が垂れ込めている。

 今季DeNAからFAで加入した井納翔一(34)が15日の練習中に頭部を裂傷し、数針を縫うケガを負った。予定していた17日の中日戦の先発を回避。原監督は「多少響く。(開幕枠は)はっきり断言できない」と内定していた開幕ローテーション入りは一転、不透明な状態だ。

 これまでに菅野、戸郷、サンチェス、井納、今村の5人が内定していたが、井納の代役としてドラフト1位ルーキー平内が17日のオープン戦で先発する。2番手で畠が登板予定。先日二軍落ちした高橋や野上も巻き込んだ開幕ローテ5、6番手争いが、ここにきて勃発した格好だ。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「バタバタしてきましたね。原監督は井納に150イニング以上を投げてもらうことを期待していた。ダッシュができるなら恐らく軽傷でしょう。でも、少なからず調整に影響が出る可能性はある。もし馬力のある井納が離脱するようなことになれば、エース菅野の負担が増すかもしれない。これは緊急事態ですが、それより気になるのは坂本の方です」

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