大谷二刀流が意外な不人気の謎解き 報道とファンは対照的

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(26)が12日(日本時間=以下同)、敵地ヒューストン(テキサス州)でのアストロズ戦に2勝目(0敗)をかけて登板。今季3試合目のリアル二刀流で起用され、今季最長の七回を投げ、4安打1失点10奪三振と好投したが、チームは1-5でアストロズに敗れた。

 大谷は今季、ツーウエープレーヤーとして復帰し、開幕から本塁打を量産。リアル二刀流で出場した4月27日のレンジャーズ戦では渡米1年目の2018年以来1072日ぶりの白星をマーク。この時点でメジャートップタイの7本塁打を放っており、本塁打数最多の選手が先発したのは1921年6月のベーブ・ルース以来、100年ぶりの快挙だった。

 米国のスポーツメディアは今季の大谷の飛躍を大々的に伝えているが、過熱気味の報道とは対照的に全米のファンの反応はイマイチだ。

 大谷のここまでの敵地での登板は、この日も含めて2試合。ルース以来、100年ぶりの快挙を達成したレンジャーズ戦(グローブライフフィールド)の観衆は、わずか1万7766人にとどまった。同球場は今季、唯一、入場制限を撤廃。開幕から客席(4万500人)をすべて開放して行われ、ここまで1試合平均2万5837人を記録しているが、同球場でのエンゼルス戦3試合はいずれも1万8000人に届かず、集客にはつながらなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明