巨人・菅野が3敗目…危険な“ぶっつけ復帰”で払う3つの代償

公開日: 更新日:

 そういえば、腰痛を発症し、離脱を繰り返した19年もそうだった。菅野は「完治を待てばシーズンを棒に振る診断だった。休むことは簡単。でも、自分の中で完全に休むことはできなかった」と自己ワーストの防御率3.89と苦しみながらも、無理をして投げていたことを明かしている。

 巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)によれば、「肩は難しいが、肘は多少痛くても、ごまかしながら投げられることが多い」と言う。

 無理をしているとすれば、開幕まで2カ月を切っている「東京五輪」、今オフの「メジャーリーグ挑戦」の2つの夢を失う危険性をはらむ。何より、契約最終年の原監督が何が何でも取り返したい悲願の「日本一」まで危うくなるだけに、原監督ら首脳陣には慎重な判断が求められそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?