大谷翔平がマウンドで抜群の安定感 打撃にも相乗効果と評論家

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間21日のアスレチックス戦に「2番・DH」で出場。相手の先発カプリーリアン、2番手ロモの両右腕に対し、3打席連続三振。3打数無安打1四球だった。

 リアル二刀流で出場した前日はくせ者が揃うアスレチックス打線相手に6回を3安打無失点。自身に一発が出なかったこともあり、5勝目はならなかったが、懸念された球宴疲れは一切、見せなかった。七回裏には右翼守備に就き、今季4度目の三刀流をこなした。

 これで大谷のクオリティースタート(QS=6回以上を自責点3以内)は今季7試合目。リアル二刀流の負担から失速も予想されながら、シーズンを追うごとに調子を上げてきた。

「3分の2回を7失点でKOされた6月30日のヤンキース戦では体の開きが早く変化球の制球が定まらなかったが、しっかりと修正して4勝目を挙げた7月6日のレッドソックス戦、同13日の球宴に間に合わせてきた。球速は160キロ近くを記録し、ベースカバーを怠らず集中力を維持していることからも現時点で疲労の色はうかがえません。今後も安定感のあるマウンドが続くと思います」(Jスポーツ大リーグ中継で解説を務める評論家の三井浩二氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗