侍J稲葉監督が東京五輪の「事後処理」に奔走…金メダル獲得でも厳しい野球界の“懐事情”

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 その一方でアマ球界は、競技人口の減少という難題に直面している。日本高野連によると、硬式野球部の部員数は14年に17万人を超えたのをピークに、昨年は32年ぶりに14万人を割り込んだ。

 U23、U18など世代別代表チームはコロナ禍の影響で代表戦の中止、順延が相次いでいる。野球界の裾野を広げる事業も資金力は乏しい。

 稲葉監督が日本代表の「顔」として行動しているように、東京五輪での金メダル獲得を野球人気の復活の契機とするには、スポンサーに加え、五輪によって潤ったプロからのさらなる支援も不可欠だ。

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