大谷翔平が打撃急ブレーキ…混沌本塁打争いでライバル2人より「絶対的に足りないもの」

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(27)がブレーキだ。

 日本時間7日のレンジャーズ戦は4打数無安打2三振。2戦連続の4タコで計5三振と精彩を欠いている。

 5日のレ軍戦で43号本塁打を放ち、依然としてア・リーグトップに立っているとはいえ、ライバルが猛チャージ。ロイヤルズ・ぺレス(31)は直近15日間で9発と量産し、大谷と2本差。一時はペースが落ちたブルージェイズ・ゲレーロJr.(22)は7日のヤンキース戦で40号ソロを放ち、大谷、ぺレスの上位2人に食らいついている。

 大谷の勢いが止まったのは投打の二刀流によるフィジカルへの負担、球宴の本塁打競争に出場した弊害などを指摘する声も少なくない。夏場の疲れが打撃に悪影響を及ぼしている可能性もあるものの、ライバル2人と比べて絶対的に不足しているものがある。

 ぺレス、ゲレーロJr.は同僚に恵まれているからだ。特にゲレーロJr.はひとつ前の2番を打つセミエン(30)が絶好調で、37本塁打は上位3人に次ぐリーグ4位。ゲレーロJr.とともにチーム内で競っており、逆転でタイトル獲得を狙える位置につけている。相手バッテリーにとってはセミエン、ゲレーロJr.と続く打線は脅威で、マークも分散するだけに本塁打を放つ条件は整っている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋