紀平梨花が異例の指導者変更 名伯楽オーサー氏師事の狙いは「4回転ジャンプの絶対完成」

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 来年2月の北京冬季五輪で金メダルを目指す女子フィギュアスケートの紀平梨花(19)が、名指導者として知られるブライアン・オーサー・コーチ(59)の指導を受けることになった。紀平のマネジメント事務所によれば、8日からオーサー氏が所属する「クリケットクラブ」(カナダ・トロント)に練習拠点を移して五輪本番に備えるという。

■北京五輪本番まで半年を切っている

 五輪開幕まで半年を切ってのコーチ変更は異例。不慣れな海外リンクでの練習には故障のリスクを伴うが、紀平がカナダ人コーチに師事する狙いは4回転ジャンプの完成だ。

 オーサー氏は五輪2大会連続金メダルの羽生結弦(26)、2010年バンクーバー五輪女王のキム・ヨナ(韓国)ら多くのトップスケーターを育成。選手のモチベーションを高めるメンターとしてはもちろん、ジャンプの指導にも定評がある。昨年はコロナ禍によるカナダ政府の入国制限で現地に入れなかった羽生ら多くのトップスケーターが、オーサー氏のリモート指導により、ジャンプの向上を図った。

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