北京冬季五輪は開催不透明だが…フィギュアの男女日本金メダルに追い風吹くワケ

公開日: 更新日:

 国際スケート連盟(ISU)はコロナ禍のため、11月上旬に予定していたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦中国杯(重慶)の中止を決定した。

 来年2月開幕の北京冬季五輪の開催に影響しかねないが、仮に実施されれば、フィギュアスケートの日本勢はメダルラッシュに沸く可能性もある。ここに来て海外のトップスケーターを取り巻く状況が厳しくなっているからだ。

 男子は、3連覇を狙う羽生結弦(26)のライバルであるネイサン・チェン(22)が自らの失言によって矢面に立たされている。7月下旬にフィギュア関係者らとオンラインで対談した際、「このスポーツはホモセクシュアルやレズビアンが多く、実際にそう思われている。僕はゲイではないが、このスポーツをしている」と発言。対談では競技の持つ魅力などをアピールしているが、動画がネット上に拡散されて多くのフィギュア関係者の間で物議を醸した。

 実際、同性愛者であるとカミングアウトしているコーチやレフェリーは少なくないが、トップスケーターによる暴露はレフェリーの反発を招き、採点に影響しかねないのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方