紀平梨花が異例の指導者変更 名伯楽オーサー氏師事の狙いは「4回転ジャンプの絶対完成」

公開日: 更新日:

 紀平は今年3月の世界選手権(スウェーデン)で、ショートプログラム(SP)で2位につけながら、フリーでのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に失敗して7位に終わった。紀平が回避した4回転ジャンプを成功させたアレクサンドラ・トルソワ(17)らのロシア勢の表彰台独占を許した。

 北京五輪でもメダル独占を狙うロシア勢は21―22シーズンのプログラムに4回転ジャンプを組み込むとみられる。紀平の金メダル取りはロシア勢にも引けを取らない4回転ジャンプの正確性が重要になる。

 紀平は昨年12月の全日本選手権で4回転を初めて成功させて以降、この大技を実施していない。本人によれば「SP、フリーとも演技構成やスケーティングの完成度を高めるため」だそうだが、実戦で4回転を繰り出す自信がないともっぱらだ。

 名伯楽の門を叩いた紀平は短期間でどれだけレベルアップを図れるか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」