世界ゴルフランキングが2022年8月に新システム導入 日本男子ツアー界の危惧が現実に

公開日: 更新日:

 日本男子ツアー界にとって、これまで危惧されていたことがついに現実になりそうだ。

 オフィシャル・ワールド・ゴルフランキング(OWGR)の計算方法が今後変更され、日本ツアープロへのポイント配分が減らされ、海外のビッグイベントに出場できる機会が大きく減りそうだ。

 ひと月ほど前に、ピーター・ドーソンOWGR会長(元R&A・CEO)が発表した計画によると、来年8月から新システムが導入され、2024年から移行する。

 これまで各国ツアーの大会に与えられていたランク付けがなくなり、今後は出場する選手の持ちポイントの合計で、大会のランク(格)が決まる。

 ちなみに現在の優勝者に与えられるポイントは米ツアー40ポイント、欧州ツアー24ポイント、日本のツアー16ポイント(日本オープン32ポイント)、米下部コーンフェリーツアー14ポイント、韓国ツアー9ポイント、米3部ツアーにあたるカナダ、ラテンアメリカツアーのそれぞれ6ポイントが一般的だ。

 新システムになってもメジャー100ポイント、プレーヤーズ選手権80ポイントは変わらない。さらに優勝者や2位以下のプレーヤーに与えられるポイント配分も同じ。プロの獲得ポイントは13週間維持され、その後の91週間にわたって毎週1.09%ずつ減らされる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々