アストロズ5年連続ア・リーグ優勝決定シリーズ進出のヒミツ

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 最近のメジャーで最もコンスタントに上位に進出しているのはヤンキースでもなければドジャースでもない。

 今季までの5年間で、すべてリーグ優勝決定シリーズ以上に駒を進めたアストロズだ。

 今季も日本時間21日現在、レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズは3勝2敗。ワールドシリーズ進出に王手をかけている。

 同じア・リーグ西地区の大谷翔平も、対アストロズは分が悪い。打者として通算打率.222、投手としては計5試合で0勝2敗、防御率6.86だ。

 アストロズといえば19年オフにサイン盗みが発覚した。

「メジャーはいまやデータ野球全盛。データそのものの優位性はほとんどなくなりましたけど、アストロズはデータの使い方が優れている。才能ある選手に少しでもパフォーマンスを上げるためのデータを与え、選手に実践させる。もともとバットをボールに当てる技術の高い選手にシフトの逆方向に強く打たせたり、カーブが武器の投手であれば、そのカーブをさらに有効にするためのデータを与えたりしている。フロントが優秀なのでしょう」とは特派員のひとり。

 サイン盗みなんかしなくても、勝つ確率の高い野球をやっているというのだ。

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