エンゼルス大谷に立ちはだかる「三刀流包囲網」同地区他球団が擁する“4人の刺客”

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 21年は打って46本塁打、投げて9勝(2敗)だった大谷翔平(27=エンゼルス)。「打席で自分の仕事ができれば、必ずいい成績が残ると思っている」と話すが、22年シーズンは外野守備に就く可能性もある三刀流。ただでさえ大きな肉体の負担はさらに膨らむ。

 21年は前半戦で33本塁打を放ちながら、後半戦は13本と失速。22年は他球団のマークが厳しいところからのスタートになる。試練のシーズンになるうえ、同一地区のライバル4球団がエンゼルス以上に戦力アップした。中でも対大谷の“刺客”となり得る選手の実力とはーー。

マーカス・セミエン(レンジャーズ 31歳・二塁手)

 21年のア・リーグ本塁打王(48本)ゲレロと並ぶブルージェイズの長距離砲が同地区に移籍してきた。

 ロックアウト突入直前の11月30日にレンジャーズと7年約193億円で合意。6年ぶりのポストシーズン進出を狙うレ軍にあって、低迷からの脱却を担う切り札の一人だ。

 21年は大谷、ゲレロ、ぺレス(ロイヤルズ)が三つ巴の本塁打王争いを繰り広げる中、レギュラーシーズン中盤から猛追。大谷に1本差と迫る45本塁打(リーグ4位)でシーズンを終えた。西地区は空気が乾燥して打球が飛びやすい球場が多いだけに、投打とも大谷の強力なライバルになる。

ロビー・レイ(マリナーズ 30歳・投手)

 ブルージェイズでは32試合で13勝7敗、防御率2.84。ブ軍投手陣を牽引し、ア・リーグ東地区でヤンキース、レッドソックスとともにレギュラーシーズン終盤までワイルドカード進出争いに貢献した。このオフのFA市場の目玉の一人で、21年11月にマ軍と5年約126億5000万円で合意した。

 これまで大谷との対戦はないものの、スライダーとカーブの組み立てで左打者を封じてきた。

 大谷は菊池を12打数4安打の打率.333、2本塁打、2打点と得意にするなど、マリナーズ投手陣をカモにしてきたが、サイ・ヤング賞左腕は手ごわい。

ジャスティン・バーランダー(アストロズ 38歳・投手)

 二刀流にとっては天敵の一人である。

 2020年9月に右肘靱帯を修復するトミー・ジョン手術を受け、21年は全休。11月に自らショーケースを実施し、約20球団のスカウトの前で投球を披露してアストロズと2年総額約56億7500万円の再契約を勝ち取った。

 メジャー17年目を迎える右腕は通算226勝129敗、防御率3.33。2度(11、19年)のサイ・ヤング賞の他、タイガース時代の11年にはア・リーグMVPを受賞している。

 大谷はこのバーランダー相手に17打数4安打の打率.235、2本塁打、3打点。18年5月の初対戦では3三振を喫し、ベテラン右腕に通算2500奪三振を献上するなど、計6個の三振を奪われている。

マット・チャップマン(アスレチックス 28歳・三塁手)

 攻守にわたって厄介なのがチャップマンだ。

 打撃では主に中軸に座り、19年にはキャリアハイの36本塁打を放つなど、17年のメジャーデビュー以来、5年連続2ケタ本塁打を継続中だ。

 投打の二刀流をこなす大谷に敬意を払うメジャーリーガーの一人。

「彼との勝負はタフだが、戦うのが楽しみだよ」と話すが、大谷に対して通算12打数4安打の打率.333、2本塁打、4打点、4三振、2四球。21年は8打数3安打の打率.375、1本塁打、1打点と打ちまくり、5月には大谷に決勝打を浴びせて初黒星をつけた。

 時には左翼への打球まで処理する守備範囲の広さも武器。18年には最も守備に優れた選手に贈られるプラチナ・ゴールドグラブにも選ばれている。大谷の登板時に好守を連発されれば、味方打線の援護は当てにできそうにない。

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