MLBいまだロックアウト中…鈴木誠也も中ぶらりん、通常開幕のタイムリミットは1週間

公開日: 更新日:

 新労使協定で合意せず、ロックアウト中の大リーグでMLB(機構)と選手会は24日(日本時間25日)に協議を再開した。選手会側の提案を、機構側が再度、審議することで終了し、25日(同26日)も継続して交渉することになった。

■26日も継続協議へ

 ロックアウト後、2度目の協議は初めて対面で実施。選手会側から現役選手では唯一、球宴左腕のアンドリュー・ミラー(カージナルスFA)が出席した。この日は、13日に機構側が示した主要争点であるFA取得条件やぜいたく税に関して、選手会側が対案を提示した。複数の米メディアによれば、選手会側が要求していた現行6年のFA取得期間の短縮、収益分配の削減の見直しを取り下げたという。

 機構側と選手会側は主要争点の他、ドラフト制度改革やポストシーズン進出など計5項目で依然として隔たりがあることから両者の歩み寄りには長期化が予想されている。

 23日付のCBSスポーツ(電子版)によれば、2月中旬のキャンプイン、3月末のレギュラーシーズン開幕など、通常通りのスケジュールを行うには遅くとも2月1日までに合意する必要があるという。

 ロックアウト中は全ての契約交渉が凍結されており、広島からポスティングシステムでの移籍を目指す鈴木誠也(27)も中ぶらりんの状態だ。

 労使交渉の遅れは誠也の契約にも影響しかねない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」