阪神サヨナラ負けで4連敗! ケラーの守護神剥奪は矢野監督の“節穴”抜擢が元凶

公開日: 更新日:

 投げれど投げれど、我が投球、楽にならず。じっとベンチを見たら、まさかの交代──。

 29日、阪神広島に逆転負けし、開幕から4連敗。今季2敗目を喫したのが、新守護神のケラー(28)だ。

 25日の開幕戦(ヤクルト戦)では1点リードの九回に登板。今季初出場にもかかわらず、決め球のカーブを徹底的に狙われて3失点。山田とサンタナにはカーブを本塁打にされた。

 この時、矢野監督(53)は「使ったオレの責任」と言い、「今すぐ(配置転換などの)決断というのは難しい。シーズンを戦う上で、ケラーには頑張ってもらわないといけない」と話していた。

 そんな開幕戦から4日後のこの日、ケラーが登板したのはやはり、1点リードの九回。この時点で嫌な予感を覚えた者も多かっただろう。

 案の定、先頭打者の新助っ人マクブルームにカーブを打たれ、無死一塁。上本にはカーブを1球も投げられず、ストライクゾーンの直球を8球もカットされた揚げ句、12球目で歩かせた。さらに代打・長野にカーブを投げるもピッチャー返しを打たれ、1死満塁。すると、矢野監督はケラーを見切り、4年目の湯浅に投手交代。その湯浅が西川にサヨナラ打を浴び、ジ・エンドである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか