日本ハム“ビックマウス”立野和明の武器は総合力 新庄監督に初勝利プレゼント

公開日: 更新日:

 有言実行の男だ。

 31日、日本ハムの先発・立野和明(23)が新庄監督に今季初勝利をプレゼントした。

 5回を投げて4安打2失点。開幕5連敗で新庄監督への批判の声が出てきた前日30日には、報道陣に「監督が叩かれないよう、明日は投げます」と宣言。さらに「シーズンが始まったら(主役は)選手。1面を書く準備をしておいてください」と言ってのけた。

 2019年ドラフト2位で社会人の東海理化から入団。都市対抗には補強選手に選ばれること3回。日本選手権でも活躍するなど、入社2年目の時点で翌年ドラフトの上位候補として、その名を知られていた。

「高校時代は無名だったが、社会人で伸びた選手です。特徴は総合力の高さ。うなるような剛速球や針の穴を通すような制球力はないが、すべてが平均的に高レベルです。140キロ台後半から150キロの直球をコンスタントに投げ、変化球もスライダーとフォークを巧みに操る。『凄いピッチャー』ではなく、いわゆる『勝てるピッチャー』です」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし