大谷初の本塁打王へ視界良好! 米データが示す「1番打者・年間698打席」の追い風

公開日: 更新日:

 エンゼルス・大谷翔平(27)が、まずは打撃で結果を残している。

■OP戦8試合で早くも2発

 日本時間30日のロッキーズ戦では内角低めの変化球を捉えて左翼スタンドに運ぶ2号2ラン。オープン戦はここまで8試合に出場して14打数4安打の打率.286、2本塁打、5打点。チームトップの5本塁打を放った昨季のオープン戦を上回りそうな勢いだ。

 ジョー・マドン監督は二刀流の順調な仕上がりに目を細めているが、現時点で評価しているのは大谷の長打力よりも選球眼だ。23日のロッキーズ戦で初めて1番に起用されて以来、ボール球には手を出さずに出塁を心掛けており、6四球はチームトップだ。

 指揮官は「ストライクゾーンが絞り切れている。(2番)トラウト、(3番)レンドンの調子が上がってくれば、相手投手は彼と勝負せざるを得なくなるだろう」と、新オーダーの相乗効果による大谷の本塁打量産、得点力アップに期待を寄せた。

 すでにマドン監督は大谷を1番で起用すると発表。相手バッテリーにとっては、4番ウォルシュ(昨季29本塁打、98打点)まで気の抜けない打線となるだけに、大谷と勝負は避けられない。昨季、20個だった大谷の申告敬遠が激減するのは必至だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々