引退する羽生結弦は「一体何が凄かったのか?」…真の魅力に迫った伝説のエッセイスト

公開日: 更新日:

自伝小説は映画化

 しかし残念ながら、20年に高山さんは亡くなっている。

「女性誌の編集者だった高山さんは、テレビに出る以前のマツコ・デラックスを自身が携わる雑誌にたびたび登場させるなど、マツコとは友人関係にありました。エッセイストとして恋愛をはじめ幅広いテーマについて語った連載コラムをファッション誌で持つほか本を執筆。ファッションや歌謡曲などにも詳しく熱烈なファンがいた異才です。15年に肝臓がんが見つかり闘病中でしたが、若くして亡くなっています」(出版関係者)

 高山さんの羽生本について、アマゾンなどECサイトのレビューは次のように高評価が多い。

<この本に出会うまではフィギュアに特別な興味はなかったが、読んでみるととにかく知らないことだらけで、競技としての奥深さに驚いた>

<フィギュア番組、フィギュア関係者が決して説明してくれないフィギュアの本当の面白さ、深さを実感する一冊です>

 羽生が引退発表したのと時を同じくして、自らゲイであることを公表していた高山さんの自伝的小説「エゴイスト」(小学館)が、鈴木亮平(39)、宮沢氷魚(28)の出演で23年に映画化されることが発表されたばかり。

 もし高山さんがいたら、競技生活を終える羽生にどんな言葉をかけるだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち