伊藤美誠は心境複雑…選手の気持ちを逆なでする卓球Tリーグの「2季連続黒字」

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 悪い意味で、ということか。

「注目度が上がっている。より高みに行けるように頑張っていきたい」

 こう言ったのは卓球「Tリーグ」の坂井一也理事長だ。6日の理事会で2021年度の決算が約8700万円の黒字となったことを報告。20年度には9000万円超の黒字を出しており、2季連続の黒字に笑いが止まらないのだろう。

 今月10日に開幕する5季目について、坂井理事長は「コロナ禍で厳しい状況だが、チケット販売も進んでいる」と喜んだ。

 今季は東京五輪で金銀銅3つのメダルを獲得した伊藤美誠(21)がリーグに初参戦。伊藤が出場を予定している開幕戦を中心にチケット販売が伸びているようで、坂井理事長は「非常に大きな今季の目玉になる。開幕戦に出るということなので本当に楽しみ」と話した。

 しかし、その伊藤本人はどうだろう。日本卓球協会は昨年9月、24年パリ五輪の代表選考について国内大会での成績を重視する独自のルールに方針転換。伊藤はそれを受け、一貫して拒否してきたTリーグへの参戦を決め、海外を転戦するスタイルを変えた。

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