阪神は藤浪晋太郎のポスティング容認も…“飼い殺し解放”のウラ側とメジャー挑戦の勝算

公開日: 更新日:

心技体の伸びしろは十分

「成功する可能性は高いと思います」

 とは、球界OB。

「藤浪は硬いマウンドを好んでおり、メジャーのマウンドで苦労することはないでしょう。今季もマウンドが比較的硬いバンテリンドームや、マツダスタジアムで好投している。米国でダルビッシュやカーショーと自主トレしたことがあり、練習にドライブライン式など、メジャーの先端技術を取り入れている。米国は多角的な投球動作の解析など、科学トレーニングが進んでいる。藤浪自身、メジャーでリノベートし、成長できる環境に期待している。モチベーションも非常に高いようです」

 米在住のメディア関係者は、「メジャーのスカウトたちは、藤浪の大きな体躯(197センチ、98キロ)と手足の長さを見ても、非常にスケールが大きい選手とみている。体はもう一回り大きくなるはずだし、彼の才能はメジャーでこそ生きるかもしれない」と言えば、前出の阪神OBもこう話す。

「100マイル(約161キロ)を超えるストレート、切れ味鋭いフォーク、スライダーを併せ持つ。才能を遺憾なく発揮できれば、メジャーでも十分に通用するでしょう。藤浪が不振に悩み続けたのは、阪神では事実上、放任状態だったから。二軍調整時もひたすらブルペンで投げ続けた挙げ句、サイドスローに転向させられかけたこともある。技術やメンタルについてきちんとアドバイスしていたのは、現スペシャルアシスタントの藤川球児氏くらい。適切な指導が受けられなかった分、伸びしろは十分にありますよ」

 おりから解放されたトラが、海の向こうで大化けする可能性は高そうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状