巨人が狙う「大谷斬り」メジャー1勝190センチ左腕グリフィンの実力と正体

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 2020年に左肘を痛めてトミー・ジョン手術を行い、翌21年は登板がなかったことが好影響を及ぼす可能性があるという。

「トミー・ジョン明けの選手は一般的に球速が上がるといわれていますが、2年で球速が戻り、3年後にはスピードがアップすることが多い。グリフィンは今季3キロほど球速が増しました」(前出の友成氏)

 借金4の4位に沈んだ巨人のチーム防御率は12球団ワーストの3.69。救援は3.78だった。勝ちパターンのセットアッパーを固定できず、八回の78失点はイニング別で最多だった。これは助っ人が機能しなかったことも原因だ。先発ローテでは左腕エース格のメルセデスが5勝7敗、アンドリースは5試合で0勝2敗、シューメーカーは18試合で4勝8敗と助っ人投手は精彩を欠いた。中継ぎでは昨季守護神も務めたビエイラ、セットアッパーのデラロサが、共に不振と故障で戦力にならなかった。この大型左腕は今度こそ当たりクジとなるか。

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