開催国の3連敗は史上初の不名誉…金満強化策も実らず、カタール壮絶なムダ遣いW杯開催費42兆円!

公開日: 更新日:

 不名誉記録のオンパレードだ。

 W杯開催国のカタールは日本時間30日午前0時キックオフのオランダ戦に0ー2で敗れて3連敗。開催国が勝ち点0に終わったのは22回の大会史上初めてだ。振り返れば、初戦(エクアドル戦)を落とす黒星発進も史上初。2戦目の敗北でグループリーグ敗退第1号となったが、これも前例がない。3試合で計7失点、初得点を挙げるまでに掛かった168分も開催国史上ワーストだった。

 不甲斐ない結果に終わった割に、カタールがW杯開催のために注ぎ込んだ金額は半端じゃない。2004年、将来のW杯招致を見越して13億ドル(約1820億円)を投じてサッカーエリート養成機関「アスパイア・アカデミー」を設立。現在はバルセロナ(スペイン)を率いるシャビ監督など、世界中から有能な指導者をかき集めた。

 W杯招致には裏金を含めて莫大なカネを使ったともっぱらだ。石油大国として潤沢な資金を惜しむことなく注がれた今大会の開催費は、最終的に3000億ドル(約42兆円)に達すると言われている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」