メッシW杯V悲願達成の裏にプレースタイルの変化 「代表では輝けない男」のレッテル完全払拭

公開日: 更新日:

 延長後半3分、メッシが<右足>でチーム3点目を押し込み、この時点でアルゼンチンの36年ぶり3回目の優勝で決着した……かに見えた。

 ところが、試合終了前にアルゼンチンが痛恨のPK献上。これをエムバペが確実に決め、大乱戦の行方はPK戦に委ねられることになった。

 ここにいたってサッカーの神様は、迷うことなく「メッシ」の傍らに寄り添った。アルゼンチンが4-2でPK戦を制したのである。

■マラドーナの呪縛にも苦しめられた

「最もアルゼンチン人に嫌われたスーパースターが、ついに最も愛されたサッカー選手になりました」と話すのは、元ワールドサッカーグラフィック編集長の中山淳氏だ。

「メッシは14歳で家族とともにスペインに渡ってバルセロナの下部組織に入り、17歳でスペイン1部デビュー。10度のリーグ優勝、4度の欧州CL制覇、7度のバロンドール受賞と欧州で数えきれないほどのタイトルを手にしてきた。しかし、アルゼンチン代表としては2014年ブラジルW杯の決勝で敗れるなどタイトルに見放され続け、<母国への忠誠心はないのか>と手厳しい批判にさらされた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?