高校駅伝ランナーの進学先に異変あり…箱根優勝より大学のブランド力重視の堅実志向へ

公開日: 更新日:

 女子は長野東、男子は倉敷の優勝で幕を閉じた今年の全国高校駅伝。長野東のアンカー村岡美玖は、大学女子駅伝の名門・名城大への進学が決まっている。

 女子は実業団に進む選手も多いが、男子は5000メートルで13分台の記録を持つ選手のほとんどが箱根駅伝の常連校へ進学する。その進学先が近年、変わってきたという。

 5000メートルで13分22秒99の高校記録を出した吉岡大翔(佐久長聖)は、箱根優勝11回の順大に進む。ここはスポーツ健康科学部があり施設も充実。以前から高校駅伝の選手には人気があった。

「今年3位と健闘した八千代松陰の1区を走った綾一輝は箱根でシード落ちしている明大に進学する。学法石川(8位)1区の大湊柊翔も明大です。同校の3区山崎一吹は早大、アンカーの野口颯汰は立大です。箱根を目指す高校生はこれまで、優勝を狙える青学大、駒大、東洋大などを希望していた。青学大は根強い人気だが、最近は高校駅伝の強豪校から明大や早大へ行きたいという選手が増えた」(高校関係者)

 立大は2024年に大学創立150周年を迎える。同年の箱根駅伝は100回大会。立大はそこでの出場を目指していた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?