スポーツ界のトレンドに逆行 マスターズがMLBのような試合時短に取り組まない理由

公開日: 更新日:

 連夜のマスターズ観戦で寝不足になった向きも多いだろう。今年は2日目、3日目とも荒天のためサスペンデッドになって進行が大幅に遅れた。ただでさえゴルフは4日間72ホールの長丁場なだけに、例年より試合が長く感じられた。

 いま、世界のスポーツ界はファンを飽きさせないために試合時間の短縮がトレンドになっており、マスターズは後れを取っているように感じる。例えば、エンゼルスの二刀流・大谷翔平が史上初めて投打でピッチクロック違反を取られたのは米国でもちょっとした話題になった。MLBが試合時間を短くするために今年から導入した新ルールだ。

 ゴルフ界も時短に向けて、さまざまな取り組みは行っている。他のスポーツと違い、ゴルフはプレー時間がかかるため、敬遠されてゴルフ人口が減っているからだ。

 USGAとR&Aはプレー時間を早めるためにボール捜しは5分から3分へ、ドロップする際は肩からひざの高さへ、ホールに近くても準備できたプレーヤーが先に打ってもいい、などルールを改正してプレーファストを推奨している。さらに1ラウンド18ホールではなく、9ホールプレーも広めている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」