大谷翔平「160km超え速球」「スイーパー」の吉と凶…打者を圧倒も、大きなマイナス面が

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 今季、すでに4勝(0敗)をマークしている大谷翔平(28)の最大の武器といえば、160キロ超の速球と50センチ以上も横滑りするスイーパーだ。

 日本時間7日現在、4勝はメジャー30球団中6位タイ、防御率2.54は17位。それ以上に突出しているのは奪った三振の多さと打たれた安打の少なさ。1試合当たりの被安打数(3.692)は1位、59奪三振は2位。剛速球と変化球で打者を手玉に取る一方で、制球は良くない。

 7与死球は最多タイで、与四球と合わせた25与四死球はワースト4位、7暴投は最多。が、この「ボール球の多さが幸いしている部分もある」と、現地特派員がこう言った。

「160キロ超の速球と曲がりの大きなスイーパーが適度に荒れる。すでに7つも死球を与えているように、打者にしてみれば球がどこに来るか分からない恐怖感があるというのです。メジャー挑戦して以降、大谷の投球フォームは年を追うごとにコンパクトに。特にテークバックを含めた後ろは小さくなった。結果として、制球は以前と比べてかなり改善されたとはいえ、四死球や暴投は相変わらず多いですからね」

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