世界柔道はロシアの「中立」選手が金メダル… 卓球の国際大会は平穏無事に行われるのか?

公開日: 更新日:

 これをウクライナ選手はどう見たか。

 14日に幕を閉じた世界柔道選手権(ドーハ・カタール)。男子100キロ級で優勝したのは、国を代表しない中立選手(AIN)として出場したロシアのアルマン・アダミアン。決勝で破った相手は東京五輪100キロ超級金メダリストのルカシュ・クルパレク(チェコ)だった。

 ロシアとベラルーシの選手はウクライナ侵攻により、国際大会から除外されていたが、国際柔道連盟は今大会から中立の立場での復帰を認めた。ウクライナ選手はこの決定に反発し、今大会をボイコットした。

 個人資格の「中立」とはいえ、ロシアとベラルーシの選手の出場を認めている競技は柔道だけではない。

 フェンシング卓球、五種競技、テコンドーゴルフなどの五輪競技も両国選手の大会復帰をOKとしたが、今後、ボイコット騒動が起こるかもしれないのが卓球だ。

 20日開幕の世界卓球(ダーバン・南アフリカ)は個人戦と団体戦が隔年で開催され、今年は個人戦。ロシアとベラルーシの選手は予選に出場できなかったため参加していないが、今後行われる国際大会には「中立」選手として出られる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因