大谷翔平のサイ・ヤング賞を阻む…“魔球使い”奪三振マシン3人の強力ライバル

公開日: 更新日:

サイ・ヤング賞は奪三振数が選考基準の一つ

 激戦区のア・リーグ東地区で首位に立つレイズを牽引するマクラナハンは最速150キロ台後半の直球に加え、スプリット、カーブ、スライダーと変化球が多彩。打者大谷は過去の対戦で10打数2安打の打率.200、0本塁打、2三振とカモにされている。21年4月のアスレチックス戦では、右打者の外角に逃げる163キロの「魔球」(公式記録は直球)で空振り三振を奪った際の映像がSNSで拡散されて話題になった。

 大谷はリアル二刀流2年目の昨季は奪三振数219個でリーグ3位。奪三振率11.87はジャイアンツの左腕ロドン(11.98=現ヤンキース)に次いでメジャー2位だったが、二刀流の負担の大きさから後半戦は失速。奪三振率は前半戦の12.72から10.94に落ちた。

 投手として最高の栄誉であるサイ・ヤング賞は奪三振数(率)が選考基準の一つとされる。ゴーズマンらのライバルを抑えて奪三振マシンとして君臨するには、メジャーでトップクラスとされるスイーパーで相手打者をねじ伏せるしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発