フランスが2030年冬季大会招致も…「冬季五輪」は本当に必要なのか?

公開日: 更新日:

 まったく興味がない国も多い。

 フランス五輪委員会は18日、2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を目指すことを発表した。

 来年、首都パリで夏季大会の開催を控えているフランスで冬季五輪が実現すれば、1924年シャモニー、68年グルノーブル、92年アルベールビルに続いて4度目となる。

 30年大会には、札幌やバンクーバー(カナダ)、ソルトレークシティー(米国)、アルマトイ(カザフスタン)などが招致を検討しているというが、複数国が手を挙げれば招致合戦になるのは必至。先の東京五輪招致委員会がシンガポールのコンサルタント会社に約2億2000万円を支払った、とフランスの検察当局が公表したことは記憶に新しい。

 地球温暖化による世界的な猛暑により夏季大会の8月開催も疑問視されている中、冬季五輪に欠かせない積雪量も地球規模で減少している。

■「持続可能な五輪」とは言い難かった北京大会


 昨年の北京大会はひどいもので、雪が降らないスキーの競技会場は大量の水を使って人工雪で造られた。環境問題に積極的に取り組む国際オリンピック委員会の「持続可能な五輪」とは矛盾する大会だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ブラタモリ」抜擢の桑子真帆アナ “金髪チャラ系”の大学時代

  2. 2

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  3. 3

    大の里、豊昇龍の両横綱も戦々恐々…「新怪物」加入で躍進止まらぬ伊勢ケ浜部屋の巨大戦力

  4. 4

    82歳で死去の橋幸夫さんが日刊ゲンダイに語っていた「佐川急便事件」と「統一教会」のバッシング報道

  5. 5

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  1. 6

    御三家の生き残り舟木一夫の“傷だらけの人生”と、兄貴分だった故・橋幸夫さんも太鼓判のサバイバル術

  2. 7

    小祝さくらは「加齢の影響」漏らしていた…ツアー6週連続欠場の深刻度

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    元幕内照強の“しょっぱい犯罪”に角界も呆れた…トラブル多数現役時代の「ヤンチャ」な素顔

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋