野球U18W杯日本代表は初戦スペインに快勝も…悲願の初優勝に立ちはだかる台風禍

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 1日のスペインとの初戦を10-0の六回コールドで快勝した高校日本代表だが、気を抜くわけにはいかない。

 31回目の開催となる本大会で日本は優勝回数ゼロ。チームの指揮を執る馬淵史郎監督(67)は「海外の選手はパワーが全然違う。ストライクゾーンも日本とまったく違います」と話すようにただでさえ優勝するのは難しい上に、今大会はグラウンド外にも敵がいる。

 フィリピン沖から北上を続ける台風11号だ。1日現在、天気予報によると試合会場の天母野球場がある台湾北部には3日夜から4日午前中にかけて最接近する。それに伴い、2日からしばらく雨予報。試合の順延が予想されている。

 日本は今大会、1日のスペイン戦を皮切りに5日のオランダ戦まで5日連続で試合が組まれているが、中止となれば練習すらままならず、ホテルで缶詰め状態を強いられかねない。本紙でコラムを連載中の専大松戸の持丸修一監督は、何度も雨天順延に見舞われた一昨年の夏の甲子園についてこう言っている。

「遠征先で選手の状態を保つのは皆さんの想像以上に難しい。“非日常”ですから。初戦までに4度、次戦までに1度の順延があった。1回でも延期されればリズムが乱れる。どれだけ状態維持に努めても難しい」

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