大谷翔平の移籍先 選手IL入り期間最長のドジャースなら「二刀流」寿命がむしろ延びる根拠

公開日: 更新日:

「特にドジャースは選手の負担軽減を重視しており、前半戦終了間際やレギュラーシーズン終盤には、その先の戦いを見据えて主力を休ませたり、IL入りさせてリフレッシュに努めさせています。中でも先発投手の起用法は徹底しており、好投を続けていてもロバーツ監督が決まったように五、六回で降板を命じるのは珍しくありません。ド軍、ジ軍とも選手層が厚いからこそ、主力を定期的に休ませながらでもレギュラーシーズンを乗り切れるのです」

 今季、ドジャースで先発投手を務めた14人のうち、試合数(24)、投球回数(131回3分の2)ともベテラン左腕カーショー(35)が最多だった。今季のサイ・ヤング賞候補であるカブス・スティールが30試合、173回3分の1、パドレス・スネルが32試合、180回、新人王候補のメッツ・千賀ですら29試合、166回3分の1を投げているだけに、ド軍先発陣の稼働率の低さがわかる。

「1人のエースに頼らずにリスクを分散しているのです。二刀流で心身への負担が大きい大谷にとってド軍は最適な球団で移籍すれば二刀流としての寿命も延びるのではないか」(前出の友成氏)

 同じようにIL入りの期間が長く、人数も多いエンゼルスとは意味合いが異なるというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木麟太郎をドラフト指名する日本プロ球団の勝算…メジャーの評価は“激辛”、セDH制採用も後押し

  2. 2

    日本ハム新庄監督がドラフト会議出席に気乗りしないワケ…ソフトB小久保監督は欠席表明

  3. 3

    ヤクルト青木“GM”が主導したバランスドラフトの成否…今後はチーム編成を完全掌握へ

  4. 4

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    ブルージェイズ知将が温めるワールドシリーズ「大谷封じ」の秘策…ドジャース連覇は一筋縄ではいかず

  3. 8

    高市政権は「安倍イタコ政権」か? 防衛費増額、武器輸出三原則無視、社会保障改悪…アベ政治の悪夢復活

  4. 9

    今秋ドラフトは不作!1位指名の事前公表がわずか3球団どまりのウラ側

  5. 10

    亀梨和也気になる体調不良と酒グセ、田中みな実との結婚…旧ジャニーズ退所後の順風満帆に落とし穴