著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

アジア杯イラクの日本戦ジャイキリが快進撃の中東諸国に勇気を与えている

公開日: 更新日:

 特にイラクのジャイキリは、現地でも大きな話題になっている。

 カタールの政府日刊紙「Al Sharq」が連日発行しているアジアカップ2023特別号は、20日の紙面でイラクの日本撃破を全16ページの約半分を使って大々的に報道。前半に2ゴールを挙げた殊勲の背番号18、アイメン・フセインの写真を何枚も掲載し、英雄扱いしていた。

 前評判の高かった日本選手の写真は1枚も見当たらず、久保建英(レアル・ソシエダ)や冨安健洋(アーセナル)など知名度の高い選手のことも取り上げられていなかった。

 それだけイラクの偉業達成はカタールでも驚きを持って受け止められたのだ。

■「イラク・ジャパン、2-1」とからかわれ…

 メインメディアセンターにいても、ヨルダンやシリアなどアラブ諸国の記者が筆者のところにやってきて「日本はどうなってるんだ」「何が起きたのか話を聞かせてくれ」と次々とやってきた。試合後は作業山積だったため、あまり対応できなかったのだが、「日本が想像よりも強くない」といった認識になりつつあるのは悔しい限りだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある

  3. 3

    自維連立が秒読みで「橋下徹大臣」爆誕説が急浮上…維新は閣内協力でも深刻人材難

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    ラウールが通う“試験ナシ”でも超ハイレベルな早稲田大の人間科学部eスクールとは?

  1. 6

    ポンコツ自民のシンボル! お騒がせ女性議員3人衆が“炎上爆弾”連発…「貧すれば鈍す」の末期ぶりが露呈

  2. 7

    日本ハム1位・伊藤大海 北海道の漁師町で育った泣き虫小僧

  3. 8

    米倉涼子の薬物逮捕は考えにくいが…業界が一斉に彼女から手を引き始めた

  4. 9

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 10

    影山雅永JFA技術委員長の“児童ポルノ逮捕”で「森保監督がホッとしている情報」の深層