好調の大谷を支える新天地での“高揚感” 古巣では見られなかった嬉々とした表情と圧巻プレー

公開日: 更新日:

■勝利を目指せる力を持った同僚とプレーできる

 走塁に力を入れて走り込んだことに加え、右肘手術明けで、上半身でなく下半身を重点的に鍛えざるを得なかったことが、現時点ではプラスに作用している。

 パンパンに膨れ上がった太ももや尻を含めた下半身を生かした打撃によって、打球の飛距離はアップしたともっぱら。オープン戦初戦で打ち上げたポップフライが本塁打になり、ロバーツ監督を仰天させたくらいなのだ。

 技術的には昨季中につかんだ高め速球への対応がデカいようで、大きく変える必要はないと本人は話している。

 このオフはプロスポーツ史上最高額の10年総額1000億円超でドジャース入り。金額に比例して、それに伴う責任も大きくなると本人は話している。おまけに先日、結婚したことを公表。所帯をもったことで成績が下がろうものなら、カミさんがバッシングされかねない。大谷が今季、目の色を変える事情はあるものの、なにより大きいのは勝てるチームで、勝利を目指せる力をもった選手たちと一緒にプレーできるという充実した精神面ではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動