米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

公開日: 更新日:

大谷翔平はピート・ローズの再来?」

 ドジャースの地元紙ロサンゼルス・タイムズは22日、水原一平元通訳(39)が違法賭博に手を染めていた大谷翔平(29)について、こんなふうに報じた。

 ピート・ローズは通算安打記録を樹立しながら、監督時代に野球賭博疑惑でMLBから永久追放処分を食らったスーパースター。そんな人物を引き合いに、「もし賭博の借金を払ったのなら法的問題に発展するかもしれない」と書いたのだ。

 ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流として伝説上の生き物である「ユニコーン」と呼ばれていたスーパースターが、一夜にして落ちたヒーローに重ねられた。しかも、報じたのはドジャースの地元紙だ。

「今回の一件で大谷のイメージは著しく悪くなります」と、本紙で「データ野球の内幕」などを執筆した米紙コラムニストのビリー・デービス氏はこう言う。

「様々な情報が錯綜していますが、大谷の銀行口座から違法賭博の胴元に送金があったのは間違いないでしょう。仮に通訳に泣きつかれて肩代わりした場合、日本では友情とか人助けと映るかもしれませんけど、米国では通訳と同罪、愚かな行為だと受け取られます。自分の知らないところでの送金だとしても、7億円近い金額が自分の口座からなくなったのに気付かないとはだらしない、カネにルーズな人物と受け取られる。どちらにしてもイメージの悪化は避けられません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束