水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

公開日: 更新日:

●関連記事【前回を読む】通訳の範疇を超えた献身サポート喪失が二刀流に及ぼす悪影響、からつづく。

  ◇  ◇  ◇

 解雇された水原一平元通訳は北海道の苫小牧出身。料理人の父親がロスで板前を始めたのを機に米国に移住。カリフォルニア大学を卒業後、岡島秀樹の通訳、2012年には日本ハムの通訳になった。

「とにかく外国人選手の面倒見は良かった。グラウンド内はもちろん、食事に連れて行くなど日本での生活もサポートしていた。通訳はひとりじゃなかったけど、外国人選手は満遍なく面倒を見ていたため、他の通訳以上に彼らからの評判は良かったですね」(日本ハムOB)

 水原通訳を評価していたのは外国人選手に限らない。日本人選手とも良好な関係を築いていたという。

「外国人選手と日本人選手のパイプ役のような存在でした。ロッカールームで外国人選手を日本人選手のところに連れて行ったり、日本人選手を外国人選手に紹介したり……。高校時代からメジャー志向の強かった大谷と日本ハムの外国人選手をつないだのも水原です。大谷は水原と一緒ならメジャーでもすんなり溶け込めると思ったのでしょう。渡米の際に水原が同行することになったのは、大谷の指名だと聞きました。『うまくやったな』という声が内部から上がったように、水原はとにかく人の心をつかむのがうまい」(同)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”