FBIが鋭意捜査中…大谷翔平に司直の手は伸びるか

公開日: 更新日:

 米国ではスポーツ賭博が盛ん。38の州とコロンビア特別区で合法とされており、ギャンブル依存症が社会問題にもなっている。

 しかし、ドジャースの本拠地であるカルフォルニア州ではいまだスポーツ賭博は違法。軽犯罪の部類だが、これに手を染めた水原一平元通訳(39)が“有罪”であることは間違いない。

 では、大谷翔平(29)に司直の手は及ぶのか。元通訳が7億円近い大金をスった胴元のブックメーカーは、昨年からFBIの捜査を受けている。結果として自分の口座から違法ブックメーカーにカネを送金された大谷も、何らかの罪に問われることはないのか。

 ニューヨーク州とワシントンDCの弁護士資格を持つ山中眞人弁護士は、「仮に大谷選手が有罪になるとすれば」と、こう続ける。

「それには4つの段階があります。①大谷選手自身が送金に関わり、②それが賭博の負債と知り、③さらに賭博が違法であることも承知し、④裁判所が大谷選手にも処分を下す必要があると判断した場合のみ、でしょう。それでも罰金刑で済むのではないか。①~③がすべて事実だとしても、不起訴に終わるケースだってありますから。ちなみに①の段階で、水原元通訳が勝手に送金手続きをした場合は、大谷選手が『口座の管理権を与えていたかどうか』で水原元通訳の罪状は変わり、与えていれば横領、与えていなければ窃盗になります」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち