「コーチの助言を忠実に実行した話は聞かない」プロ入り後も今も揺らがぬ打撃の軸

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「とにかく打つことにかけては、高卒ながら即戦力だった。驚いたのはスランプが極端に短かったこと。コーチの助言にはニコニコしながら“ハイ”ってうなずくんだけど、おそらく右から左に聞き流してたんじゃないかなぁ(笑)。コーチの助言を忠実に実行したって話は聞いたことがないから」とは日本ハムOB。

 あくまでも父親の教えをベースに、自分で考えて対処したようだ。

 打撃に関してはメジャー移籍後も比較的順調だった。1年目のオープン戦で打率.125とドツボにはまり、いてもたってもいられずに同じアリゾナでキャンプを送るイチローのもとを訪ねたことくらい。動く速球に対応するため、右足をほとんど上げない打撃フォームに変えて対応した。(つづく)

  ◇  ◇  ◇

関連記事【続きを読む】…では、制球とスピード、相容れない2つを両立させて球界の常識を覆した大谷の思考回路について詳しく報じている。

【連載】大谷翔平「二刀流の血脈」父の教えと投打のスケールアップ編

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