巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

公開日: 更新日:

「阿部監督が言うような140キロちょっとの直球は少ないが、140キロ台半ばから後半が多い。他球団からすれば、150キロ台のイメージと10キロ近いギャップが生まれ、タイミングが合わない可能性があります」

 高橋氏が続ける。

「一番の特徴は、長身(186センチ)から投げ下ろす『角度』にある。これがあるから、上段から繰り出すフォークのように縦に鋭く落ちるカットボールが効いてくる。ただでさえ縦カットの軌道は珍しい」

 ライバル球団のスコアラーは「堀田の球はスピンがかかっている」と証言する。

 昨オフ、師匠でもある菅野とハワイで合同自主トレを行った。

「スピン量にこだわる菅野は指先の感覚を重視していて、『指先トレ』を導入している。同じメニューをこなす堀田にも、相乗効果が表れたのかもしれません」(チーム関係者)

 2022年に挙げた2勝はいずれも神宮。今季の3勝も横浜、バンテリンドーム、福井だ。本拠地の東京ドームでの初勝利はお預けとなったが、故障による育成の憂き目も経験した苦労人の元ドラ1右腕が、「ギャップ」「角度」「縦カット」「スピン量」でブレークの兆しを見せている。

  ◇  ◇  ◇

 目覚ましい活躍をする堀田だが、「5年目の覚醒」はなぜ起きたのか。

●関連記事【続きを読む】…ではその理由とともに、背後にいる「5人の重要人物」について詳しく報じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"